2017年4月15日土曜日

Princes of the Apocalypse 01 [58]

D&D5 版の新キャンペーン開始です。公式シナリオの Princes of the Apocalypse を遊びます。DM は画伯。

  • アンドリュー, Cleric 1, Half-Elf, CG (Bahamut), ほえほえさん
  • シマズ, Fighter 1 Half-Orc, LN (Red Knight), からくりさん
  • スパイア, Paladin 1, Tabaxi, LG (Qotal), つかださん
  • ツリートップ, Bard 1, Tabaxi, CG (Cat Lord), さるしんごさん
  • ミック, Monk1 , Tabaxi, CG (Sune), いっちゃん
  • メルゲン, Fighter 1, Human, TN (Tempus), 六平文吾さん
  • ユーウェイン, Wizard 1, High-Elf, CG (Corellon Larethian), 死せる詩人

軽くキャラクタ紹介。

アンドリュー
バハムートと信仰するハーフエルフのクレリック、なんだけど時々「くっ俺の右手が……」とか危ない独り言を言っている。かと思ったら 2 レベルになった時点でウォーロックになっていた。
シマズ
カラ・トゥアからやってきたハーフオークの兵児。訛のきつい共通語を話す。大将首を取るのが趣味で大刀を振り回している危ない人。
スパイア
猫その 1 にして「くっ俺の右手が……」の人その 2。コアトル信仰のパラディン。猫科特有の足の速さを活かして先陣を切る。2 レベルになってソーサラーに目覚めていた。
ツリートップ
猫その 2。ぽっちゃり体系の快楽主義者のバード。ミックから「ご主人様」と呼ばれているが関係は不明。壁に登って高い所から敵の悪口を言うのが好き。
ミック
猫その 3。猫が多すぎる……。サン・ソウル流派のモンク。小間使いとしての訓練をしていたらしく、ツテを頼ってレッドラーチ街にあるスウィンギング・ソード・インへ仕事を求めて旅をしている。
メルゲン
パーティ唯一のヒューマン。東方の平原の部族出身だが出身を隠している。ハンドクロスボウの早撃ちの名手。メキシカン・スタンドオフが得意。
ユーウェイン
自分の事を「上たるエルフ」と言って憚らないが全体的に品性が欠落した上に手癖が悪いコミュ障のウィザード。小心者で相手の数が多いとすぐ逃げようとする。

三々五々に隊商の護衛として雇われたキャラクタ達。護衛の隊長はゴーベルトという名のドワーフのビーストマスター・レンジャーで、ドワーフ至上主義者という奇人です。何せ野営の夕飯の際は、最初にドワーフに夕飯を配り、次に自分のペットの犬に配り、最後にドワーフ以外に配るというのを何の悪意もなくやってのけるほどです。しかし目敏いメルゲンは、彼が普段から使っている懐刀 (シミター) が逸品である事に気付きます。副隊長の「燃え髭」もドワーフですが、こちらは利に聡い合理的な人物。それ以外に荷運びの標準的人足として人間の下働き男が二人です。この隊商はウォータディープからレッドラーチ街への向います。

運んでいる物は秘密にされていますが、やたらと重い物である事は確実です。荷は小さいわりに大八車の後には深い轍がつきます。数日旅を続けているうちに、なんとなくそれぞれの人柄が分かってきました。ゴーベルトはレンジャーとしての実力は確かなものの人格に大きな問題あり。燃え髭はそんなゴーベルトより自分が隊長に相応わしいと思っている様子。人足の二人は荷の中身を知っているのかゴーベルトがいない時に燃え髭と「この荷はレッドラーチじゃなくて別の街に持っていった方が金になる」とか不穏な事を話しています。

一週間ほど経過したところ、街道の途中で人間とエルフと思しき死体が累々と道端に重なっているのを見付けます。ゴーベルトが調査した所、道から外れた丘側に何者かの足跡が続いているのを発見します。足跡は L サイズと S サイズの人間型。ここで副隊長の燃え髭が

  1. 山賊らしき輩を放置するのは、まだ続く旅の安全保障上好ましくない
  2. 足跡から判明した山賊の人数は我々より少ない
  3. 山賊を倒せばそいつらが貯めていたお宝が入手できる

という理由でゴーベルトを説得し、ゴーベルトを隊長として PC をその隊員とした山賊討伐分隊で足跡を追い山賊を討伐する事を決定します。燃え髭と人足はその間、大八車の護衛として残ります。燃え髭がゴーベルトを体良く亡き者にしようとしている感が半端ではありませんが、各々の PC は

  1. ゴーベルトも燃え髭も人足も全く信用出来ない
  2. 一方 PC の中には信用しても良さそうな人がいる (パラディンとかバハムートのクレリックとか)
  3. 山賊は山賊で放置できない

という消極的理由でこの案に反対せずに実行する事になりました。

数時間足跡を追跡すると、丘に横穴を開けて作られた霊廟の入口を発見しました。

入口の手前には、東屋で囲われた井戸がありそこには戸板 (!?) が乗っています。ゴーベルトがシマズに「ちょっとあれ調べてこい」とか言うので、慌ててユーウェインが「雄々しき偉大な種族であるドワーフはこういう時自ら先陣を買って出るものと聞いています」と唆すと気を良くした間抜ゴーベルトは「エルフの癖に良く分かっているではないか、ムハハ」とか言いながら無防備に近づき戸板を開け、るやいなや中から飛び出してきたスティージ 4 体。不意を打たれたゴーベルトは血を吸われてあっさり死んでしまいます。

ユーウェイン:「スパイン卿、華々しく先陣を切られ討死されたゴーベルト殿の無念を晴らす為にも彼の愛刀を使うのです」
スパイン: 「これはしかり! 隊長殿の仇は私が取ってくれよう」

なんとゴーベルトが使っていた懐刀はシミター +1 だったのです。不意打ちさえ凌げばスティージ程度どうという事はありません。隊長の尊い犠牲により部下の命が救われたのです。

さて気を取り直して霊廟の奥へ。入口の扉は半開きになっています。また入口から 100 フィート以上離れた林の中に見張り台のようなものを木の上に発見しました。見張り台は気になりますが遠目に見る限り人気はありません。まずは目の前の霊廟を調べる事にします。扉には開けると大きな物音を立てる警戒の罠が仕掛けられていましたが、構造的に音を立てずに罠を取り除く事ができません。仕方ないので警戒しつつ扉を開けると、案の定天井から、ガラガラと物が落ちて音を立てます。中の部屋を見てみると、そこには半透明の体を持つスペクターが 1 体つくねんと立っています。大人しくたちされ的な事を言ってきますが、山賊を見付けるために中に入ると襲ってきました。1 レベル PC にライフドレインはなかなか致命的ですがマジカルソードを入手していた事も功を奏し犠牲無く成仏させます。その戦いが終わるか終わらぬかの間に、外から襲ってきたのが武装した 1 匹のゴブリンとハーフオーガ 1 体。こいつらが足跡の正体でしょう。これも数の暴力で沈めました。

小休憩の後、霊廟の中を探索しますが奥の扉は錆びついていますし山賊はもう見付けたので無闇に墓荒しするのもキャラクタシートにあるアライメント欄を見るに憚られるので、馬車の所へ戻る事にします。が、しかし想定通りそこに馬車も燃え髭もいません。轍を見る限りもとの道を戻ったようなので、これを追跡しますが二日追跡して the Stone Bridge を渡った所で道の先に見えるドラウエルフの集団を発見。これと会敵する事は即ち我々の全滅を意味するので戦略的撤退とします。結局燃え髭は発見できずに終わりました。

隊長の死体を埋葬したり捉えた山賊を警察に引き渡したりする必要があるので、レッドラーチへと急ぎます。

街へ到着し、まずは事務処理 (隊長の遺体の埋葬、山賊の引渡し) を済ませます。そしてミックにコネがあるというスウィンギング・ソード・インへ。街の中央にあるその宿屋兼酒場の前では、風が吹くと左右に腰を振るビキニアーマーを来た女戦士の木像がありました。なんつう下品な宿……。

ミックが店の女主人に挨拶するも女主人はミックの事をさっぱり覚えていない模様。「そういえば昔そんな知り合いもいたかしら」とかいいながら「あんた達、ドがつく程のノービスの冒険者よね? それなら仕事しない?」と言ってきます。どうやらこの酒場は付近の冒険者が飯のタネを求めて集まるのを幸いと、依頼の情報を集めては提供するという機能を持っているようです。

日銭にも困っている一行は一も二も無く女主人の話に乗り、丁度良さそうな調査の依頼を受ける事にしました。曰く、この街から数マイルの距離にある森で異臭騒ぎがありどうもそれが風邪めいた軽い病気の原因になっている節があるので調べよ、との話。

翌日、森へ行ってみると確かに奇妙な雰囲気が漂っています。不思議な看板など脇目にみつつ森へ分け入ると、藪で隠された洞窟の入口を発見。異臭はその中からするので中へと進みます。

中はかなり広く、奥へ進むとゾンビ、ゾンビ、ゾンビ。こんなもの放置して良い事は何もないのでぶっちらばります。洞窟の中は高低差もあり、ゾンビはちょこざいにもそれを利用した罠を仕掛けたり、生意気な戦術を駆使してきますが、猫を三匹飼っているパーティにはそんなもの屁でもありません。シマズやメルゲンといったストライカーもゾンビと相性が良く快調に進みます。

最奥の部屋には分かり易く気の狂った死霊術師とスケルトン 4 体。ヴァンプリック・タッチの攻撃力に戦々恐々とはしましたがツリートップの悪口 (ヴィジャス・モッカリィ) とユーウェインのフロストバイトで常にディスアドバンテージを与えながら戦えたので必殺の一撃は喰らう事なく戦闘終了です。気違いの割に物持ちが良く、Drift Globe と Wand of Magic Missile を入手しました。

街に戻って大休憩してレベルアップした所で今回は終了です。

0 件のコメント:

コメントを投稿