2014年7月25日金曜日

D&D5版 キャラクタ作成例3 ローグ

D&D5版のBasic Rules (以後ベーシックルール) を使って実際にキャラクタを作成してみます。ベーシックルールの中身については「D&D5版 Basic Rules を読む」を参照して下さい。

ローグを作成します。種族はライトフットハーフリングにしましょう。能力値は27ポイントでの購入ルールを用いて以下の様に割り振ります。

【筋力】10, 【耐久力】14, 【敏捷力】14, 【知力】12, 【判断力】14, 【魅力】8

ライトフトハーフリングは【敏捷力】+2、【魅力】+1なので最終的には

【筋力】10, 【耐久力】14, 【敏捷力】16, 【知力】12, 【判断力】14, 【魅力】9

となります。ローグは【敏捷力】と【知力】のセービング・スロー (以下ST) に習熟しています。また以下の技能一覧から4つの技能を得られます。

〈軽業〉、〈運動〉、〈看破〉、〈知覚〉、〈隠密〉、Deception、Intimidation、Investigation、Performance、Persuasion、Sleight of Hand

ところでローグの技能一覧にOpen Lockl [3e]やDisavle Device [3e]、Thievely [4e]に相当するものが無いのが気になった人もいるかもしれません。これに類する技能は5版にはありませんが、鍵開けや罠解除の判定にはシーヴズツールを使えるので、これによりツールの習熟があればProficient Bonusが乗ります。

ここでは〈軽業〉、〈知覚〉、Investigation、Sleight of Handを選びます。それとシーヴズツールの習熟が得られます。ローグの初期HPは8+【耐久力】修正値なので10です。1レベルで得られる能力は急所攻撃とThieves' Cant、それにExpertiseです。Expertiseは自分の習熟している技能かシーヴズツールから2つ選択して、それらについてはProficient Bonusが2倍乗るという能力です。〈知覚〉とシーヴズツールの2つにします。

次に背景を選択します。Criminalにしましょう。Criminalの背景では、〈隠密〉とDeceptionの技能と、1種類のゲームツール、シーヴズツールの習熟が得られます。

装備は今回もクラスと背景で決まる装備パッケージににして、以下の物を選択しました。

ショートソード、ショートボウ、矢筒と20本の矢、Dungeoneer's Pack、レザーアーマー、ダガー2本、シーヴズツール

Criminalの背景から以下の物が貰えます。

バールの様な物、暗い色の平服一式 (フード付き)、ベルトポーチ、15gp

1レベルPCはクラスに依らずProficient Bonusは+2です。これでキャラクタ作成が終わりです。まとめましょう。

クラス
ローグ
種族
ライトフット
能力値
【筋力】10, 【耐久力】14, 【敏捷力】16, 【知力】12, 【判断力】14, 【魅力】9
Proficient Bonus
+2
ST
【敏捷力】、【知力】
HP
10
AC
14 (レザーで11、【敏捷力】修正値で+3)
移動速度
25フィート
技能
〈軽業〉、〈知覚〉、〈隠密〉、Deception、Investigation、Sleight of Hand
Tool
シーヴズツール
近接攻撃
+5 (【敏捷力】修正値+Proficient Bonus) ショートソード 1d6+3
遠隔攻撃
+5 (【敏捷力】修正値+Proficient Bonus) ショートボウ 1d6+3, 射程80/320フィート
言語
Common
クラスの特徴
急所攻撃+1d6、Thieves' Cant、Expertise (〈知覚〉、シーヴズツール)
種族の特徴
Lucky、Brave、Halfling Nimbleness、Natural Stealthy

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